新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ハント

TSUTAYA西友町田店にてレンタル。今回はこの一本のみ。

1980年代、安全企画部(旧KCIA)の海外班長パク(イ・ジョンジェ)と国内班長キム(チョン・ウソン)は組織内に入り込んだスパイを探し出す任務を任され、それぞれが捜査をはじめる。二重スパイを見つけなければ自分たちが疑われるかもしれない緊迫した状況で、大統領暗殺計画を知ることになり、巨大な陰謀に巻き込まれていく。


緊迫のスパイ・アクション映画。
 
パク次長とキム次長と、そのそれぞれのチームが
互いに互いを疑い合い、調査し合うという展開。
 
このスパイ捜しを縦軸に、様々に濃密なアクション・シーンを
交えて描き出した、力作のスパイ・アクション映画。
 
筋はなかなかに難解だが、一発でおおよその理解は出来るとは思う。
スパイ捜しの決着も、単純ではないので、見応えがある。
 
それに加えて、無意味にちょっと難解さを増していたのは、
パク次長とキム次長のルックスが、かなり似通っていたこと。
髪型を一目で違う風にするとか、見分けやすい特徴が何か欲しかったよ。
 
実際の事件を結構モチーフにしてるみたいなので、
知っていればもっと深みが増すのかも知れないけれど、
無知識の自分でも、完全フィクションとして問題無く楽しめたよ。