吸血鬼の仮面
吸血鬼の仕業としか思えない事件の数々。
それを現実の事件として解き明かす。
そんなことをやってるわけなので、相変わらず突っ込みどころは満載。
トリックも回りくどいし、わかりにくいし。
でも、やりたかったんだから、しょうがない。
そう思わせてくれるのが、やはりアルテ。
まぁアルテをハウダニット軸で評価しても意味が無い。
しょぼかったり、へなちょこだったりするのが、
アルテのデフォルト。
それで何を成立させるのかが重要なので、
これはもうこれで良いのだ。
へぼくて凄いアルテ節が今回も堪能できたじゃないか。
やっぱ8点付けちゃうしかないよ。
これでようやく国内・海外とも今年の刊行作が
三冊に達したので、明日順位表を上げることにしよう。