新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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生きていた男

TSUTAYA西友町田店の半額クーポンにて鑑賞。
ここからは、10/30(土)に借りた5本の感想。

生きていた男 [DVD]

生きていた男 [DVD]

  • リチャード・トッド
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父の遺産を相続したキム・プレスコットがスペインの別荘で開いた晩餐会の後、1年前にアフリカで事故死したはずの兄ウォードと名乗る男が現れる。兄とは顔が違うにも関わらず次々と兄である証拠をキムに見せつける。男の狙いが自分を殺すことだと確信したキムは、地元警察の署長バルガスに事情を説明し、男が兄ではないと証明しようとするが…。驚きの展開に最後まで目が離せないサスペンス。

 
噂だけは聞いていたが、長らく未ビデオ作品で、ほぼ見ることは出来まいと諦めていた作品。
2015年にDVD化されてたとは知らなかった。近所のTSUTAYAには無かったからな。
西友町田店では準新作になってたということは、一旦廃盤になって近頃また発掘されたのかな?
 
とことんまで追い込まれていくサスペンスに、衝撃のどんでん返し。
 
とあるフォーマット作品ではあるので、類似作に触れたことがある人もいるだろうが、
おそらく最初ではなくても、ほぼはしりの頃の作品だと思うし、
その手の作品の中でも最良の出来映えの作品の一つであることは間違いないだろう。
 
そういう歴史的意味合いも若干含めて、自分のどんでん返し映画ベスト20
(おそらくはベスト10にすら)に確実に入る作品となった。
 
とにかくミステリファンは観るべしの傑作!
 
「過去へ旅した女」「消えた花嫁」「キルジョイ」「殺しのターゲット」
なんかもDVD化してくれないかなぁ。