魔王ダンテ
その「デビルマン」(昨日の日記の話)の原型なのが、この作品。
その経緯がまえがきで書かれているのだが、
そもそもこの作品をアニメ化したいというのが当初の申し入れだったらしい。
それでは子供向きにはならないということで、
制作陣共々案を練った結果が、あのアニメ版「デビルマン」だったらしい。
ただ、ここにはアニメ版と漫画版とのあまりにもな差異に関しては、
語られてないので、その辺は別の資料に当たるしかなさそうだ。
本作自体の話に戻ると、掲載誌の休刊で未完なのがホントに残念に思える傑作。
後によく使われる「さぁ戦いはこれからだ!」打ち切りパターンみたいな、
序盤の区切りで終わってしまってる。
でも、ここまでで描かれてる、神と悪魔と人類という概念を
大胆に打ち崩す着想が秀逸だ。
永井豪自身も心残りがあったのだろう、調べてみたら、
2002年にリライトされて完結してて、アニメ化もされてたみたいだ。