TSUTAYAの「新作・準新作5本で千円」で借りた作品、これで最後。
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 スタンダード・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2018/03/23
- メディア: Blu-ray
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……って、ドヤ顔で言われてるような作品に思えた。
たしかに実写にはなってるんだけど、
なんとなく無機質というか、
ジョジョ愛を感じることが出来なかったな。
職業として作られた映画、という感じなのかな。
技術としては充分上手い映画だと思うけど
(スタンドの描き方は満足できる出来映えだと思った)
おおっ、これは痺れるぅ〜〜、というような
ファン冥利に尽きる台詞回しとか演出があまり感じられなかった。
有名な台詞も出てきても上滑りしてるようで、琴線に触れてこない。
偏見の目で見てしまって、厳しい評価になってるのかもしれないけど、
それを跳ね返してくれる”何か”が欲しかったなぁ。
結局(これを言っちゃ身も蓋もないかもしれないけれど)
そもそもの話、この作品を実写化する意義っていったい何?
この作品に限らずだけど、個人的にはマンガやアニメなどの
二次元の世界を三次元化することの意義って、
より現実の世界で疑似体験している気持ちにさせてくれるって
ことじゃないのかなぁと思っている。
(イケメンや美人女優使って二度稼ごうという、商業的な意義を除くと)
なので、恋愛物に関しては成功する場合が多いんだろうと思う。
でも、そもそもこういう非現実の作品を現実の世界で再現したって、
結局は見世物(テーマパークのアトラクションみたいなもん)に
過ぎないんじゃないのかなぁって。
映画はアトラクションとして楽しめれば充分、という見方も当然あるだろうけど、
そこにはあまり意義は感じられない。
実写化出来てるよ、すげぇなぁ〜、とかの感慨は喚起されるだろうけど。
デスノート(最初の二部作のみだけど)みたいに、
原作をはみ出すことをやって、なおかつ原作に匹敵できる作品にする、
なんてのは、大いなる意義のある実写化なんだけどね。
(失敗すると、なんで忠実にやらないんだって、批判の嵐にはなるだろうけど)