- 作者: 伊藤潤二,浦沢直樹,北見けんいち
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/02/28
- メディア: コミック
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収録作品及び作者は以下の通り。
気合いの入った企画と思われ、かなりの力作揃い。
起承転結がしっかり詰まった読み切りばかりで、
それぞれ一本の映画を見終えたような読後感を覚えさせてくれる。
個人的なベストは、闇綱祭り(諸星大二郎)で。
得体の知れない不気味さを描くのが本当に上手い。
第二位は怪獣王国(浦沢直樹)で。
”過去の怪獣映画が現実だったら”を見せてくれる前半が特に良い。
第三位は盲点のビーナス(伊藤潤二)で。
画は気色悪いけど、着想が実にユニーク。
エンボス加工の表紙など、無駄に金がかかってるところもあるが、
古本で安く買えれば、満足感は与えてくれるアンソロジーだろう。