2014-04-23 未知の犯罪領域 book 非本格の短編集。 逆転大好きな草野唯雄だと思うのに、なんかありそうだ、ありそうだと思えるのに、そのまま終わってしまう作品が何作かあったのが逆に意外。 「天使は夜、訪れる」とか、「死者の告白」とか。 まぁ前者は敢えて落とさない効果は分かるけど、後者は落ちてはいないものなぁ。 許容範囲内ではあるけど、「見知らぬ妻」もそれに近い。 「透明願望」くらい落差があれば、それでも充分なんだけど。 これはという作品は無いので、ベストは選ばずの、採点は5点。