新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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もしも昨日が選べたら

TSUTAYAの半額キャンペーンにて鑑賞。企画棚に「家族愛」がテーマのコーナーがあって、借りようと思っていた作品が貸し出し中だったので、近くにあった本作を手に取った次第。時間物だという話を知っていたので。
 

というわけで、時間物のコメディ。テーマは家族愛。
邦題を見る限りでは、何度も過去を改変する話かと思えるのに、実際は未来方向への早送りのみなんだもの。オリジナルの味気ない「Click」ではなくて、せっかくセンス悪くない邦題だと思っていたのにな。でも、嘘はいけません。中身見ずに雰囲気だけで付けたんじゃないよな?
 
テーマがテーマだけに、ハートフルコメディとでもいう雰囲気。もうこう来たらこう来るしかないでしょ、な定番通りのラストを含めて、それなりに心地良く見られたので吉。
やっぱ家族持ちには、ぐっと来るものがきっとあるってとこだよね。家族構成おんなじだし。奥さんもとっても綺麗だったし。
時間物としては、過去は変えられないけれど見ることだけは出来る、って部分で切なさの演出もあったしね。普通に満足の一品でした。