新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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儚いということ

♪人の夢とペンで書けば、儚(はかな)いって読むのですね
野菊の墓」の主題歌、松田聖子「花一色〜野菊のささやき〜」(作詞:松本隆)の一節である。
儚いのは、もちろん夢ばかりではない。人の命も儚い。昨日元気だった人が、今日いなくなっているかもしれない。自分だって明日どうなっているかなんて、決して分からないんだから。
すぐ近所のおじさんが亡くなった。色々とお世話になった人だ。ここに家建ててから、一番挨拶を交わしたのが、きっとそのおじさんだったと思う。一週間くらい前にも元気な姿を見かけたばかりだというのに。それまでは全然何の兆候もなかったのに、高熱で入院して三日で亡くなったらしい。
今夕かみさんが告別式に出ると云うので、私が早く帰宅して子供達を見ることにした(息子は快方に向かってるが、案の定、娘も溶連菌にやられてしまったのだ)。
人を思うと書いて偲(しの)ぶ。どうか安らかにお眠り下さい。