新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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家族会議の顛末と子育ての難しさ

やはり勉強ってのは、子供にとってはストレスでしかないよなぁ。周期的のようにプッツリと切れてしまう息子。本当はこういう段階は五年生とか、六年の前期で通り過ぎてるのが普通なのかもしれないが、うちの場合なかなかそうもいかない。元々が(学力はともかく)精神的には、他の子供達に比較して”おそらくは数年のレベル”で幼いのだもの。
というわけで、この週末は久々に家族会議。中学受験止めるところまで含めて、もう一度三人で話し合い。とはいえやはり第一志望校目指して頑張る、というのは決して押しつけではなく、本人の意志も決まってるところなのだ。
それが再確認出来て、それぞれやるべきことも決めて、ようやく再起動出来たばかりなのに、それからほんの数時間も経たないうちに、ほんとつまらないことで息子がまたキレる。このところ、何度聞かされただろうか、「もういい」という台詞。しかもどうも最近、自分が強く出れば親も言えないと、無意識かもしれないが測ってる節も感じられる。
……というわけで、こちらもぶち切れてしまった(と言いながら実は、かなり計算尽くだったんだけど)。
「三人で「やる」ってことに決めたんだろ。「もういい」なんてことはない! これから先も「もういい」なんてことは絶対に許さない!」
子供が怯えるくらいに、ガツンと入れてしまった。とにかく息子が切り札にしている「もういい」という言葉を、封じ手にすべきだという想いがあったのだ。
こういう上から押さえつけるようなやり方は、決して正しい道ではないのだろうが、こうしなくっちゃにっちもさっちもいかないときだってある。そんなに理想通りに子育てなんか出来ないよね。たとえば、”褒めて育てる”という理想はわかってても、そんな風にするのはホント難しいことだと思う。少なくとも自分では、努力しようとしたって、どうしてもそんな風には出来ない。やっぱり子供ってまだ成熟していないわけだから、駄目な部分を改善させなきゃいけないことの方が、遙かに多いんだもの。
各家庭で、精一杯にぶつかりながら、いろんな方針やら、いろんな現実やら(これがほんと様々なんだものね)で、試行錯誤していかなくちゃ、とても出来ないことが多いよね。難しいよ。