新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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目の中に入れたらやっぱり痛いんだってば!

「目の中に入れても痛くない」というのは、子供や孫がそれほど可愛いというたとえである。いや全く、そんなたとえでもなければ、まぁ普通は大抵の物は目に入れれば痛い。コンタクトなんて一体誰が考えたんだよ、こんなの、なんて最初は思ったもんだった。まぁそんなこんなはあっても、なんのかんのでハード・コンタクトにして、かれこれ20年近く経とうとしている。
そんな自分なのに、ここ二日ほどコンタクトを入れられないでいる。
二日とも入れてみはしたんだけど、チクチクして外しちゃったのだ。
かゆみに限りなく近いくらいの、かすかな痛みなんだけど、ずっとずっとチクチクしてたらもうたまんない。吉永小百合松原智恵子みたいなたおやかな年上の人(40過ぎて年上の人って表現使うのもどうかと思うがな)に、優しげな小言を言われたら逆に心地良いものだろうが、毎日毎日言われ続けたらやはり耐えられない日もやってくる。そんな痛み。
チクチクから、たとえを連想してみたが、ちょっと行き過ぎてしまったかもしれない。
そんな反省まで含めて、こんな戯れ言を綴らせている正体とは、たいしたもんじゃない。せいぜい言うなれば、毛ほどのもんに過ぎない。実際、ソレはたとえじゃないし。
「逆さまつげ」、こいつが犯人なのだ。
何故か一本だけ、眼球の方を向いて生えている。こんな経験はこれまであんましなかったんだけどなぁ。コンタクトをしていなくても、ほんのわずかではあるんだけど、目の方にもかすかな違和感がある。
♪二日前から 眼球に 二日前から違和感がある〜♪ 
いや、そんなことを歌ってる場合ではない。
結局、眼科医に行っても抜かれておしまいだろう。こりゃ頑張ってかみさんに抜いて貰うしかないなってなわけで、昨夜帰宅してすぐかみさんに見て貰った。
「あれっ、どこ?」
えっ? あれっ、ないっ? そう言えば違和感も消えてるよ。鏡を見たら、今朝までしっかり「俺は他人とは別の道を行くぜ」って叫んでたパンク野郎が、すっぱりといなくなっている。
おお、取れてるよ。知らぬ間に眼球のレジスタンス運動が功を奏していたみたいだ。グッバイ、俺の中の反逆者。痛い目に遭わせて貰ったぜ、まさに文字通り。
睫毛といえど目の中に入れたら痛いんだってば、というお粗末なお話しでした。