新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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本日の繰言

16日の夜から一昨夜にかけて、ML上に連作の発表が行われた。全部で29編の作品が流れてきたよ。
しかし、なんだよ、この一行回しは。自分の連作が戻ってきたときには落胆させられたが、そんなレベルは全然甘かったな。我が班は他のグループに比べたら、天国みたいなもんだったんだな。
でもなぁ、正直言って行き過ぎてる気がする。はっきり言えば「気がする」なんてレベルじゃない。グループによってはひどすぎ。一行の中で節操もなく多量のキーワードを投下するのってどうよ。行末の言葉尻だけでつなぐ愉しさってのはわかるけど、前とのつながり完全無視てっのはどうだろ。最低限、せめて日本語として、つまりはせめて文章として、成立させようよ。単語の羅列じゃないんだってばよぉ。
あまりにも無風状態ってのは詰まらないけどさ。ある程度「これをどうする?」ってとこまで追い詰められた状況を、ひっくり返してみせてこその連作の醍醐味だけどさ。しかし、大量過ぎるキーワードと、脈略の無さ過ぎ(前後のつながりなんて完璧に無視)、日本語としてのしっちゃかめっちゃかさで、作品として成立しようがないほどに無茶苦茶するのに、意味があるのか?
「おまいら、それで本当に楽しいか?」
と、小一時間、問い詰めたいよ。
つぶし合いから、連作の楽しさなんて、生まれるかよ?!
実はこの風潮に嫌気がさしたってこともあって参加を控えていたのだが、四年過ぎても変わってないどころか、ますますエスカレートしてしまってた。入賞常連者へのお手並み拝見とか、極悪一行マワサーへの返り打ちどころじゃなくて、当たるところ誰彼構わずだものな。
自分にそういうのが回ってきてたら「負け犬の遠吠え」的でこういう文章書けないんだけど、今年は他Gpと比較してはそこまでの極悪さとは言えなかっただけに(予想通りの人が予想通りの非道っぷりってのは、正直”ネタ”として共有されてる世界だもの)、ようやく口を開くことが出来たってとこかもしれない。
かくいう自分も、同じ班に当たりたくないメンバーとして名前を挙げられることも多いのだが、「自分を棚に上げて」という批判があるなら、それは違うと反論させて欲しい。上記の主張と矛盾することをやってきたつもりは一切無いからね。
ML関係者の方で、これを読んでくださった皆様、気分を害させてしまったら申し訳ない。でも、このままで本当にみんな満足してるのかって常々思ってたんで、言える機会に言っておきたかったのだ。
でも、説教親父になるつもりは一切無いんで、出来るだけ(?)連作オフの際には、口を噤んでおこっと(笑)