新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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これからは”たぁたん”と名乗ります(嘘)

昨日は昨年末の忘年会に続いて、ミステリーズMLのメンバーでの集まり。メインの目的は、もうすぐ閉店してしまうミステリ人の聖地、TRICK+TRAPを訪れること……だってば。
というわけでまずは、中野ブロードウェイ4Fのメイド喫茶「Tea Room Alice」へ。いったい何の関係があるのだと聞かないでくれぇい。アリスをモチーフにするには、関連グッズの飾りもイマイチ。メイド喫茶を標榜するなら、やはり「いらっしゃいいませ、ご主人様」くらいのロール・プレイイングというか、イメージの世界へ少しはいざなって欲しかった。
アリスをイメージした水色のコスチュームは結構愛らしかったけどさ。学祭の模擬店で(お店はすっごく狭いのだ)、臨時に営業しているアンナ・ミラーズみたいな雰囲気だったな。お客さんも常連さんが多いっぽく、お客同士のコミュニケーションが次々に展開されている。値段も全然高くないので、なんだか妙にアットホームな空間が形成されている様子。
ま、そんなこんなはおいといて、やっぱりメイド喫茶といったら、オムライスだよね。おっと、そうは言いながらも、こう見えて(そう見えてるのか?)実はメイド喫茶は初体験。SF研のOBで秋葉原コスプレ居酒屋宴会したのが、唯一の萌え体験なのだ。う〜ん、アンティークな黒白のメイド服に萌えてみたいわん。
で、そんなこんなのうちに出来上がってくるオムライス。やっぱりケチャップで文字書いてくれるんだよね。「はい。なんて書きますか? でも、まおは絵は得意じゃないから、あんまり難しいのは…」
「じゃあ、『たっちゃん、好き』って書いて」と、ここぞとばかりにおねだりする42歳(苦笑)
ちゅうわけで、まおちゃん(ちょうど昨日が誕生日)が書いてくれたのがこの写真。さすが〜。アレンジしてくれて(「たぁたん ラブ」になりました)、当社比150%萌え度アップだよん。ルン♪
色々と上でいちゃもん付けてた癖に、参加者五名(構成比、男子60%)のうち、結局は一人だけみっちりと堪能してしまった私であった。めでたし、めでたし。
 
…… あっ、そだ、これで終わりじゃなかったんだ(笑)
そこから吉祥寺に移動。メインの目的地である(勿論そうだとも)TRICK+TRAPへ。もっと繁華街を離れた住宅地にあるのかと思ってたけど、まだまだ商店街ってところの一角だったんだね。でも、ほんとにマンションの一室。残念ながら戸川さんはいらっしゃらなかったし、ちょうど作家と行き会わせるってこともなかったけど、最後にようやく来られただけでも満足できた。
店内は狭いんだけど、展示されている本のマニアックなセレクトは、さすがと思わせてくれる。こんなの普段本屋で見かけないよ、なミステリがあるはあるは。
で、セレクトしたのが、オリジナルのレター・パッドと、慶應義塾大学推理小説同好会発行の「推理小説論叢 第四十輯 創立五十周年記念号」(¥1,155)。2002年発行でちょっと古いが、いろんな五十選が選ばれていて、ユニークなガイドブックとして使えそう。こういう同人誌系統が置いてあるのも、ここならではなのかな。
ちと驚いたのは、お客がやたらと女子の比率が高いこと。一般のミステリ人口比率は完かではないが、マニアックな領域に入れば入るほど、男性の比率が高いように思っていたのは間違いだったのだろうか。TRICK+TRAPの客層は、それだけでは"マニアック"という領域に括ること自体が間違ってるだけなのかな。
 
これは特にオフレポってわけではないので、この後ゴージャスとスノッブの狭間のような喫茶店でダベった(えっ、死語?)ことやら、串カツ屋さんで飲み食いしたことやら、いつもの歌わないカラオケやらの件はすっぱり省略ぅ〜。
たまたま飲む人があんましいなかったんで、終始しらふでいられて、なんの危なげもなく帰ることが出来たってのは、う〜ん、やっぱ幸せなことなのかなぁ〜。