新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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室井慎次 敗れざる者/生き続ける者

TSUTAYA西友町田店にてレンタル。今回は4本。
まずはレンタル開始当初から借りたかったけど、
クーポンの日にはずっと出払っていて、ようやく借りられたこの前後編から。

 
長らくシリーズを観続けてきた観客に向けて
「愉しませよう」というよりは、ただ「けじめを付ける」ためだけの映画に思えたな。
 
これはエンタメではないよなぁと。
 
踊るシリーズとして観に行って、家族映画を見せられてもなぁ。
映画館で観てたら、大いに失望してただろうな。
しかも前後編で二回も。後編で何か報われるかと期待してたら、余計に。
 
「家族だって組織なんだ」と言われても、組織ものとしては観られないんだよね。
組織ものとしての決着は一応あるんだけど、「なら、自分でやれたやん」って話だし。
事件は起こるには起こるんだけど、事件ものとしてはホントどうしようもない作品だった。
エスター的な雰囲気も、単なるこけおどしに過ぎなかったし。
ユーモアにしても「封鎖できなかった」ギャグの一点張りだったしなぁ。
 
作品として、シリーズとして、作り手は「けじめを付けたつもり」なのかもしれないけど、
少なくとも自分としては、こんな付け方は望んでなかったよ。
まぁ、作り手側が押しつけたものだから、受け取り拒否はできないんだけど。
 
来年は青島が登場する新作が公開されるらしいけど、
この調子なら、それもレンタルで観る方が無難かもなぁ。
 
(今、全映画評索引を更新しようとして、初めて気付いた。
 これが初めての「ム」の映画だった。あと残ってるのは「ヌ」だけだぞ)