ジャンケットバンク 3巻
第3ゲーム『サウンド・オブ・サイレンス』がこの巻で決着。
ここからは敵のレベルが一気にアップ。
ただ、一気に天井レベルまでアップしすぎたのは良かったのかどうか。
もうここからは敵側は一切ミスをすることは無いというのがほぼ前提。
なので、ゲーム進行で一進一退というような駆け引きの面白味は薄く、
常に圧倒的に不利な状況からの、ほぼ最後の一発逆転(しかも斜め方向からの)
で決まるパターンってのが、ここで確立されてしまったようには思う。
シリーズ全体を通じて、ゲームの中途展開がルーチンワーク気味に
感じられてしまったのは、こういうことじゃないのかな。
このゲームはまだ斜め方向感は薄くて、真っ当な方向ではあったけど、
その分逆に逆転打の驚きに関しても弱めだったかも。
ただ、このゲームで確定したと思える、多少中盤は犠牲にしても、
どの方向から繰り出されるのかわからない逆転劇の意外性を重視する
ベースラインは歓迎できる方向だろう。
そして、第4ゲーム『ジャックポット・ジニー』へ。