収録作は「
亜細亜の遺産」「
亜細亜の遺産 その後」
「
ノモンハンの隠蔽」「闇の封印」の四編。
「
亜細亜の遺産」の二作はルーツ物なので、やはり完成度は高い。
江兄弟との戦いや、茶室でのやりとりとか。
仕組んだ側が自白するパターンは多いし、今回もそうだったんだけど、
更にダメ押しでゴルゴ本人が否定するというのは珍しい気がする。
「
ノモンハンの隠蔽」のペーソス感や、
「闇の封印」のスケール感もなかなかで、読み応えある一冊。
表紙の3億円事件犯人風のゴルゴは結局出てこなかったな。
イメージ画像だったのか(笑)