新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ブレット・トレイン

TSUTAYA西友町田店の百円クーポンにて鑑賞。
「NOPE/ノープ」を観たかったんだけど、全部出払ってて、
代わりに借りてきた新作二本の内の一本目。

 
原作は伊坂幸太郎「マリアビートル」

彼の作品の本質は異世界ファンタジーだと思っているので、
基本的には無国籍で構わないはず。
 
と思ってたけど、こうしてハリウッド製アクション映画にしてみると、
伊坂独特のとぼけたユーモア感がいまいち融合し切れてない印象を受けた。
(伊坂作品を知らない人たちにとっては、新鮮な感じはあるかもしれないけど)
 
映画としては音楽の使い方とかも含めて、タランティーノの影響が
強く感じられた。日本を舞台にするに当たって、
キル・ビル」を大いに参考にしたんだろうな、ってのがもろわかりな感じ。
ただ、緊張と緩和のメリハリとかは、こちらは断然弱いな。
暴力の描き方とかも。
 
ってなわけで、伊坂作品の洋画化として、満足って出来ではなかったかな。