鮮烈! アナーキー日本映画史1959-1979【愛蔵版】 (映画秘宝COLLECTION)
- 作者: 映画秘宝編集部
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2013/10/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「秩序なんて糞喰らえ!」な、とんがった作品達を紹介しながら、
60年代、70年代の日本映画の歴史を紐解く映画読本。
映画紹介のガイドブック要素がメインなんだけど、
その時々に織り込まれる当時の邦画界の状況まとめが
読み物として面白い。
あまり映画会社を意識したことはなかったんだけど、
会社のカラーが鮮明に打ち出された盛衰史として読めちゃうのが
なんだかエキサイティングな感触を受けたな。
70年代を小中学生として過ごした自分としては、
小学校の帰り道の途中にあった映画の看板が懐かしく思い出された。
その多くがピンク映画であり、日活ロマンポルノだった時代。
ちらっと見るだけで、罪悪感を覚えてしまうような、
あの妙なアゲアゲでサゲサゲな感情が蘇ってくるようだ。