金田一少年の事件簿Ｒ 1巻〜2巻

金田一少年の事件簿R(1) (講談社コミックス)

金田一少年の事件簿R(2) (講談社コミックス)

2巻途中で完結する「雪鬼伝説殺人事件」の感想のみ。
　
充電期間がうまく作用してるのか、「20周年記念シリーズ」といい、
この「Ｒ」といい、充分高品質だと思う。
　
「どう考えても事前準備が必要だろ」の観点から、犯人は二択だと思ってたが、
違う方にベットしてしまってたよ。
　
ただまぁやはりフーダニットよりはハウダニットこそが今回の目玉だろう。
手品ネタが多いので、こっちが高遠くん絡んでても良さそうだったんだけどな。
　
そんな中でも、一番の大目玉は当然アレね。
現実には静かな雪の高原で成立するトリックではないんだけど、
フィクションのトリックとしては、とっても大胆で豪快に気持ち良かった。
ミスリードもね。ちょっと言い回しは微妙だけど、こういうのやりたい気持ち
とってもよくわかる。本格の稚気としては買いたい。
　
「20周年」よりも出だしはいいんじゃなかろうか。
この先も期待だ。