新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

本格ミステリ書評サイト「幻影の書庫」の旧管理人のブログです。カテゴリー欄の全レビュー索引より、書評、映画評、漫画評、その他評の全一覧リストを見ることが出来ます。同じくカテゴリー欄の年間順位表より各年度の新刊ミステリの個人的ランキングを確認出来ます。

酒と勝負する男の物語−駅仕舞編−

♪アルコール アルコール 私は元気ぃ〜〜
♪アルコール大好きぃ〜 どんどんいこ〜ぉう〜〜
 
というわけで、どんどんいっちゃいました。新宿でのML忘年会。
ビールだけしか飲まないから、と油断していた。泥のように酔っていた。電車に乗って座れて……次の瞬間にはもう、終着駅で駅員さんに肩を叩かれていたよ。
目覚ましセットしておこうとか、かみさんに連絡しとこうとか、メール書いて起きとこうというような、過去の学習結果を一切活かす間もなく、ガンジーと軽く戦えるくらいの完璧な無抵抗主義で眠りに落ちていたに違いない。その電車の終着点がどこであれ、間違いなくそこまで運ばれていたはずだ。
一本前の急行に乗れていたら、小田原まで行っていたのだから、まだ少しはましだったはずだ。でも、それ以外の前後30分のどの電車に乗っていたとしても、もっと最寄り駅に近い駅が終着だったということを考えると…… 最悪ではなかった、というだけのことだったかもしれない。
 
そこは本厚木駅だった。
 
駅員さんのどなり声のようなアナウンスが、背中を押す。とっとと出てけ(意訳)と、追い立てる。そう、本厚木駅は終電が終わると駅仕舞してしまうのだ。シャッターを下ろして。
まぁ、寮に住んでた頃は比較的見かけた光景だけど、遠い昔に本厚木を出てからはもうほんの数えるほどしか(ということは数えられるくらいはあるということだが、少なくとも一人ではなかった)見たことのない駅仕舞。
 
果てしなく続く長い長い行列を待ち続け、タクシーで自宅へと帰る。¥8,990なり。
こっちのテンションと真逆だったのがタクシーの運ちゃん。行き先告げた途端、ラッキー!と車内で踊り出しそうな雰囲気が弾け出ちゃってたぜ。
 
今更酒に学ぶことなどほとんどなかろうと思うのに、何故いまだにこんな授業料を払い続けるのか?
ビバ、生涯学習