1.は素人公募作品集ながら、本格ミステリ・アンソロジーとしてのそれなりの質をキープしているシリーズ。”小説として”などと堅いこと言わずに、純粋に”本格”として期待する分には、そこそこの悦びは提供してくれる。しかし、選者である二階堂黎人氏の恒星日誌(2007.03.04)によると、来年度版はわずか一作のみが選出されるだけだという。この公募企画も、いよいよ終結ということなのかなぁ。比較的ハードルの低い短編から、とんでもない新人が現れることを期待できるシリーズだっただけに、もしそうならばなんとも残念なことである。
2.はこの前bk1で上巻しか購入できなかったため、こちらで下巻を購入。