新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ツバメの帰郷

今年もツバメが戻ってきた。
出勤途上のビルの庇にもう何年もツバメの巣が残っている。この時期になると、巣の下に段ボールが敷かれる。段ボール毎取り替えることで、糞の清掃をしてくれているのだ。
誰が世話してくれているのか知らないけれど、感謝したい。おかげでこうして春の風物詩として楽しむことが出来るのだから。ウグイスの声、桜並木の花びら、そして、もうすぐこれに子ツバメの声が加わるのだろう。
 
去年は残念ながら、子ツバメを見ることが出来なかった。ちゃんとツバメは戻ってきてたのに。何か残念なことが起きたのだろうな。今年は是非とも、あの大きく口を開けて餌をおねだりする、元気な子ツバメ達の姿を見させて欲しいよ。
 
ところで、戻ってきたとは書いたけど、ツバメの巣って同じつがいが戻ってくるものなのだろうか? 先に見つけたつがいがちゃっかり自分の物にしちゃったりするものなのだろうか? 同じつがいだとしたら、巣はオスに付くものなのだろうか、メスに付くものなのだろうか? つがいがもしも別々のつがいに分かれちゃったときに、どちらが戻ってくるのかな? ちょっと気になる。