新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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本日の惨状

かみさんが一日中お出かけで、息子は塾で一緒に食べに行くことも出来ないので、百円寿司をお持ち帰りすることに。近くだけど自転車で行ってしまったのが大失敗。親子三人分と買ったお寿司26貫、当然大きな皿。自転車のカゴに入るはずもない。だけどフラッターズ・コモなので、子供を乗せる前カゴは付いている。当然安定するわけないよな、とわかってはいたものの、前カゴの上に載せることに。乗らずに押していくべきだろうと思ったが、つい楽観主義に捕らわれる。落ちそうになったら手で押さえればいいやん。そろそろと出発したら案の定……
「ああ〜、落ちる」
抑えようと右手を伸ばしたら、ジャンパーの袖が見事にハンドルにはまりこむ。コントのような絶妙のボケが、最悪のタイミングで。延ばそうとしてもハンドルに引っかかって動けない指の先で、物理的法則に従う寿司の容器。スピードを出していたわけじゃないので、慣性の法則でするっと前に飛び出すわけじゃない。それならば運が良ければそのままの態勢で、スライドして落ちるだけかもしれない。しかし運動量が大きい分……って、起きなかったことを考えてる場合じゃない。
カゴからはみ出していた前が傾いて下に落ちる。そのまま縦に落ちるか、ひっくり返るか。縦にぐわっしとひしゃげて落ちたわけじゃないのが、まだ幸いだったか。容器は180度回転芸を、望まぬ唯一の観客の前で演じてくれたのだった。
取りあえず持って帰って(今度は落とさずに帰ることが出来た)、娘と二人でセッティング。幸いにもシャリは全て原形を留めていたが、ネタは結構外れてあっちゃこっちゃに。私の血を継いでマヨラーである息子用に買ってた、エビマヨとかマヨコーンのマヨネーズが凄い状況に。イクラも辺り一面に広がって、ツブツブ王国の領土を主張している。
とにかくサビ抜きとサビ有りがあるから、ネタと合わせてお望みのペアに。なんとかそれなりに格好が付いたか。
「ゴメンね、パパが落としちゃって。いつもよりおいしくないでしょ」って言ったら、娘が「ううん、いつもよりおいしぃ〜! だって、自分で作ったんだもん」 うぅ〜、優しい娘よ、ありがとう。