新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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去年の冬、きみと別れ

TSUTAYAの準新作百円クーポンにて鑑賞。

【どんでん返し映画】邦画編おすすめランキング19選!名作をご紹介!
に選ばれてた作品だったので鑑賞。
 
そう知って見ちゃうと意外性はそんなに味わうことは出来ないかなぁ。
 
ただ見せ方としての構成割りは良かったと思えた。
前半の章立てと、後半の謎解きとしての章立てを呼応させて、
長尺の謎解きながら、くどさや長さを感じさせない演出になってたと思う。
 
最後に題名が示され、そこに繋がる言葉が披露されるラストシーンは、
原作の力だろうが、とても良かった。
ここだけで取りあえずひとまずの満足感は味わえた。
 
一方、演技は物足りなく感じた。
山本美月はもともとべらぼうに綺麗なだけの人なんだからいいとしても、
齋藤工とその姉役は狂気をあまり表現できていなかったのでは。
北村一輝には文句無し。盲目役の女優さんも良かった。
 
主役の岩田剛典は意外に悪くなかったかも。
演技がうんぬんというより、素が根っからの好青年に見えるので、
この役に結構うまくはまってると思えた。