1.,2.は奇才諸星大二郎個人のテーマ・アンソロジー。ナンセンスギャグってところが、結構微妙かもとは思いつつ。「ナンセンス」って言葉は意味を付与することから逃げてるようで、あまり好きではないのだ。しかも意味付けを行わない/行えないがゆえにこそ、「ナンセンス」ほど「センス」を必要とするものはないと思うのだよなぁ。そう考えちゃうと逆にハードルが上がっちゃうようで、満足させてくれるものってほんっと少数しかないんじゃないかと思う。さあモロさんはどうでっしゃろ? 3.は「そして誰もいなくなった」からのルネ・クレールつながり。……ってわけでもないのだが、この映画、何度も見てるくらい好きなんだよなぁ。ストーリー自体はたわいもない話なんだけど、何故か心惹かれる。そして、この音楽。ああ〜、このメロディだよ〜。