新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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賭博の巨人 2巻

 
意外に本巻が一番マシだったかも。
 
「アームレスリンジェンガ」「将棋チェス」
「カードじゃんけん」「究極絶頂ババ抜き」
という四つのゲーム。
 
「アームレスリンジェンガ」は例のごとくの力業。
「将棋チェス」はゲームとしての新規性が非常に面白い。
ただ、ギャンブル漫画にはならずに、普通に勝負しただけ。
 
というわけでギャンブルとしては最後の二つが勝負所。
 
「カードじゃんけん」はイカサマを逆手に取る勝ち筋がなかなか。
「究極絶頂ババ抜き」も最後の締め方は良かった。
相手にルールを作らせて、そのルールを逆利用しての勝利。
 
ただ、でも、このボスはいったい何をやりたかったのかがさっぱりわからん。
作者都合で成立しちゃったけど、これ普通に初手でエース引かれたら
どうするっつちゅうねん。
ご都合主義でしかギャンブルにならないギャンブル漫画ってどうよ?
 
って、結局、この作品は批判しか産まないのか?