トーキョーゲーム 1〜2巻(完)

トーキョーゲーム 1 (近代麻雀コミックス)

トーキョーゲーム 2 (近代麻雀コミックス)

荒廃した未来というＳＦな世界観をベースに、作者お得意の麻雀で勝負するゲーム漫画。しかもフロアマスターを倒して、一階一階勝ち登っていくという王道のゲーム展開。こりゃあ面白くないはずがないだろ、という期待感だったのだが、正直ちょっと微妙。
ロジカルな面白さがほとんどないんだよなぁ。主人公が勝ち続ける裏付けが一切無い。信じれば最高の展開になるなんて、オカルトな理由付けをされてもなぁ。麻雀漫画として充分以上だとは思うんだけど、この作者に期待するものはさほど満たされなかった。
並行時空の中から自分が勝ち続ける未来を選び取った、という敵役の理屈付けはせめても納得のいくものだったのに。それが覆る理由もよくわからん。ちと残念。