2/22 FOX放映分。
重いテーマに、三人の俳優の名演。特にナオミ・ワッツの演技には目を奪われた。決してルックスには心惹かれないのに。子供を失う話には極端に弱くなったせいもあるのだろうな。子供の死を告げられるシーンは堪らなかった。
映画的には、この細切れのモンタージュ型の編集が、賛否両論なのではないだろうか。たしかに混沌として全体が俯瞰できない地点から、徐々に焦点が合ってきて最後に明瞭に像を結ぶあたり、狙った意図としては完結していると思う。しかし、そこにメメントのような意外性があるわけでもなく(その代わり難解さも少ないが)、正直観ていて辛さを感じた。技巧が先行され過ぎて、犠牲になったものも多くあるように思う。