新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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藤子不二雄Aブラックユーモア短篇集 1

 
「奇妙なものへの憧れ」と題された作者のあとがきが、
藤子不二雄Aの誕生のルーツを語っていて、非常に興味深い。
 
早川書房の「異色作家短編集」がそもそもの始まりだったというのが、
なるほどと思わせてくれる。
 
ただ、あのシリーズは単に”奇妙な味”という味わいだけではなく、
もっと違う世界に連れて行ってくれたり、アッと言わせてくれたり、
自分の想像力の及ばないその先を見せてくれるのが魅力だったと思う。
 
A氏の場合は、日常の中からホラーやブラックユーモアを具体化させていく作風で、
結末もそのまんまのものが多く、想像力の先にまで連れてってくれないんだよなぁ。
 
そういうわけで、本書の中でもいいなと思えたのは、
発想自体の奇妙な味だけ(と言い切ってしまうのは失礼だけど)が魅力的な
「ひっとらぁ伯父さん」と「マグリットの石」の二作品くらいだったな。
 

手塚治虫短編集1 夜よさよなら

 
収録作品は「夜よさよなら」「ダリとの再会」「ウオビット」「聖なる広場の物語」
「インセクター」「インセクター -蝶道は死のにおい-」「ザムザ復活」
「べんけいと牛若」「大将軍 森へ行く」「おけさのひょう六」の十作品。
 
辰巳四郎の装丁の重厚感が贅沢さを感じさせてくれるハードカバー。
 
哀切感を覚える作品ばかりを集めた印象。
沁みる作品ばかりなので、しみじみとした読後感に浸れる。
手塚治虫の選集の中でも、かなり良質な方の一作だと思う。
 
ベスト3は、その中でも特に沁みるこの作品達を掲載順で。
表題作、「ダリとの再会」、「大将軍 森へ行く」
 

ピカピカお風呂の邪馬台国

昨日は町田まで歩きingして、東急ハンズでお風呂の黒カビ落としを物色。
ついでにダイソーで最近話題のカビ防止マスキングテープも購入。
これから一ヶ月ほどかけてお風呂をピカピカにするのが、プライベートの目標なのだ。
 
今朝は妻と庭の草むしりして、昼は一緒に片道40分のホームセンター&サンワまで往復。
帰ってから、まずは昨日の黒カビ落としで、もう落ちなくなってきてた床のタイルのカビ落としに挑戦。
ジェルを満遍なく塗って、放置中の間にこのブログを書いてるところ。
 

未読の星野作品が百円棚にあれば買うようにしてる。これは以前1巻だけ買っていたもの。6巻物なので、これで半分。
 

たいした美少女との恋愛は家族の過去の黒い伝説

1.が入荷したので、慌てて他を見繕って購入。滅多に無い出物だからな。現時点でAmazonだと¥6,075で売ってる代物。2.は非日常の実用講座。3.,4.は5巻の「異彩」が良かったので、間違いなく”買い”だろうと。5.は「U[ユー]」の作風には馴染めなかったんだけど、時間物みたいなので。6.は続編から先に買っちゃったので、こちらも。7.,8.はこれでコンプリート。道原かつみ版一気読みしちゃおうっと。
 

ストーカー

01/12 テレビ東京放映分。

ストーカー [DVD]

ストーカー [DVD]

  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: DVD
 
いつか観ようと思ってチェックしていた、
ロビン・ウィリアムズ主演のサイコ・サスペンス映画。
 
吹き替え版でも充分に感じられる、
ロビン・ウィリアムズの演技/存在感がなんとも素晴らしい。
 
損してるのはやはり邦題だろうなぁ。
「ストーカー」で象徴されるそれとは、異質なものだからなぁ
 
最後の写真の意味合いがいまいち定かではない。
こんなことかなぁと何となくは想定は出来るんだけど、
その辺がしっくり来なくて、微妙にもどかしい。