不等辺五角形
これは書評が書きにくい作品だ。
謎が読者に託されている。
その解決を含めて理解した上でなければ、
正しい評価は下せないだろう。
ただ、そこには明白な矛盾がある。
そして、その矛盾が「なぜ」置かれているのか、
その必然性は、果たして理解できるものなのだろうか。
仮説として、ひとつ自分なりの解釈は持っている。
それはわりと本格ミステリ的ではあるものの、
本作は、全体的にはアクロバティックな心理劇ではなく、
微妙な機微で揺れ動く心理劇の作品である。
そのため、たとえ自分の解釈が正しかったとしても、
あるいはまったく見当違いで、別の妥当な必然性があったとしても、
本格厨である自分の採点では、6点どまり、になってしまう。
これは、読み終えた者同士で語り合うべき作品だろう。
よって、上記の自分の仮説については、
別コンテンツとして挙げることにする。
