新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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押し入れ

恐怖、復刻! 山岸凉子が、人の心の真の闇を描いた4編。迫力の筆致がよみがえるカラー扉絵を、全カラー収録した、完全新装版!!
 
死の淵をさまよう男が体験した世界を描いた『夜の馬』。母親の、我が子への偏愛がもたらした破滅への道程『メディア』。実話をもとに語られる『押し入れ』。そして、愛を打算にかけた男が取り憑かれた怨念の形『雨女』。衝撃の4編が、あなたを捕らえる。

 
書影にあるように、なかなかに装丁が美しい作品。
 
冒頭の4頁に、この4作品のカラー扉絵が収録されているのも、
ファンにとっては嬉しいご褒美だろう。
(装丁は、この「メディア」の扉絵が元になっている)
 
ある意味“怖い”作品ばかりではあるが、
いわゆる“恐怖”とは、少し別のもののようにも思える。
 
ベストを一作選ぶとすれば、「メディア」だな。
結末は予測通りではあるが、最後の一文の伏線回収が効いている。
 
ちなみに、三浦和義をここまで露骨にモデルにした「雨女」には驚いた。