ガス灯野良犬探偵団 8巻
いやあ~、まずは冒頭でのけぞらせられた!
原典のホームズ像と、本書で描かれているホームズとのあまりにも大きな違いに、
まさか理屈づけしてくるなんて、想像だにできなかったよ。
ロジックの化け物(と、青崎有吾を呼んでみる)ならではの、
こだわりの屁理屈(皮肉じゃないよ、親しみの共感と思ってほしい)が
見事すぎて、感動すら覚えてしまった。
本書の途中では、ようやくマイクロフト・ホームズが登場するだけでなく、
(ここは原典での初登場時のホームズ兄弟の推理合戦を見たかった気もするが)
あの謎の体術「バリツ」まで、斬新すぎる解釈で登場してくる。
この展開は、今後要注目だな。
さて、この巻からは「踊る人形」の始まり。
この暗号を、ここまで壮絶にアレンジして漫画という媒体に最適化する手腕、さすがだぜぃ。
ウィリアム・チェスター・マイナーという、いかにもな実在人物
(精神疾患を抱えながらロンドンの刑務所に収容されている間にも、
オックスフォード英語大辞典の編纂に携わっていた人物)を絡めてくるのも上手い。
さて、ロンドン四大浮浪児チームだけでも十分お腹いっぱいなところに、
次巻ではさらにヤバい奴らが続々と登場してくるようだ。
どうなることか? ミステリ要素も忘れないでね!
(青崎有吾だから、大丈夫だとは思うけど……)
