新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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仕掛島

 
島荘理論、うふっ。
 
うん、久しぶりに島荘理論(*)を具現化した作品を読んだ気がするなぁ。
(*:幻想的な謎こそが全て、解明が多少無粋だったり、多少無理があったって、
 まぁそんなのいいやん、目ぇ、つぶってやぁ~、という理論。
 ⇒ 自己流でものすごく意図的に曲解してますが、本質こう考えてりゃいいんじゃね、
   と本気で思ったりはしてます)
 
まぁ仕掛島の仕掛島たる由縁のところは、
まぁそりゃ仕掛けてるよねぇ~、
たしかに『仕掛』だよねぇ~、
と奇想トリック好きとしては、微笑ましく受け容れられる。
 
それにもまして、この島荘理論だからね。
 
いやぁ、馬鹿馬鹿しくも微笑ましい。
(茶化してないです。本気で褒めてます!)
 
色んなところがピタリと綺麗に収まってるしね。
 
フーダニットとしては物足りない作品ではあるけれど、
散々待たされた甲斐のある作品にはなってたのではないかと。
 
採点は8点。