くだらない、タメにならない、映画愛にだけはあふれたムダ話の数々。これが映画バカの青春だ!!
上記の要約が本書の本質を上手く語ってる。
いやあ、個人的には懐かしさを大いに感じられた。
大学時代のSF研部室で繰り広げられた、SFやミステリのまさしく”ムダ話”。
マニアックで、個々の主張(時には偏見すら)を前提としての、”ムダ話”の応酬戦。
そのテーマが映画に変わっただけのもの。
多少の共感があったりとか、多少の蘊蓄を知れたりとか、
あるあるだけど誇張された、それぞれの個性だとか、
心の中だけだけど、密かに参戦したりとか、
それなりの楽しみようは必ず見つけられそうな作品。
下手すりゃ漫☆画太郎の領域に足を踏み入れそうな、
劇画タッチは好きにはなれないけれど、
こりゃあ、百円棚で見つけたら、続巻も購入決定だな。