02/21,02/22 チャンネルネコ放映分。
劇場版へのリンクが見つからず、下記はドラマ版のDVD-BOX。
この劇場版単体だけで評価するならば、これはアンフェアだと思う。
(「ユージュアル・サスペクツ」は全然アンフェアではない、
という立場を取っている私の観点からしても)
1話約70分、全7話のドラマを3時間に再編集してるものなので、
そんなに丁寧に正当性を保っては描けないということかもしれないけどね。
ただ、そもそもそんなところにこだわるのは、一部のミステリファンだけだろうから、
元々のドラマ版もその辺の叙述の描き方はいい加減だったりして。
ここのフェア性が担保されていても、だと思うけど、
鑑賞後感は非常に良くない。
最初から最後まで不愉快さが拭えないシナリオ。
多分、予想を完全に裏切られたという人にとっても、
良質なミステリが与えてくれる(たとえ厭ミスであっても)
驚きの爽快感みたいなものは、あまり感じられないのではないだろうか。
映像美含めて気合いの入った作品ではあったが、
個人的にはあまり観て良かった、とは思えない作品だった。