新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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BoichiオリジナルSF短編集 1 時空の旅人

 
「Boichi作品集 HOTEL」に収録された作品が大多数を占める。
 
やはりそこにも収められてたモーニング掲載の三作が
再度読んでも素晴らしい。
 
以前も書いてるけど、中でも「HOTEL -SINCE A.D.2079-」は別格。
SF短編漫画のオールタイムベスト級であることは間違いあるまい。
初読時の感想「わずか40頁程度で、このスケール感。大河小説を
読み終えた後のような感動すら覚えてしまう。」は再読でも変わらず。
 
「そのスケール感を維持したままユーモアと結合させた「全てはマグロのためだった」も、
わかっちゃあいるけど沁みる「PRESENT」も素晴らしい。」
と、結局昔の自分の感想に共感してしまうだけ(そうそう自分の感性は変わらないってことか)
ベスト3もそのまんま、その三作だもんな。
 
「空に立つ者、地に立つ者」はORIGINを読み上げてから、もう一度読みたい。
「夜の伝説」は可愛らしいファンタジー
「DIADEM」は画力勝負。こういう暴力的な画は好きではないけど。
「Lot」「発明王 健治」はショートながらアイデアはなかなかの乙。
 
また、やはりこの作品集は自身の作品解説が載ってるのが素晴らしい。
この二冊は永久保存版かな。