新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ザ・ベストミステリーズ2019

 
2021書評リストに登録した際に、これが抜けてたのに気付いた。
ちなみに2014も抜けてたみたいだから、これもそのうち借りてみよう。
 
本格作品が一編も無い。
他の作品もさほどツイストが効いたものも無い。
この年の「本格王2019」も不調だったが、こちらは更に。
 
協会賞の澤村伊智「学校は死の匂い」も驚きは薄く、
心理的にもなんかすっきりせず、あまり合意は出来なかった。
 
ベストは逆転度合いが一番ましなので、曽根圭介「母の務め」で。
第二位はいつもほどの出来ではないが、芦沢央「埋め合わせ」で。
第三位はこんなもんいったいどこで気付いたんだよってところを買って、
大倉崇裕「東京駅発6時00分 のぞみ1号博多行き」で。
 
例年よりも不調で、まだ本格王の方がましの6点。