新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット

TSUTAYA西友町田店の百円キャンペーンでレンタル。3本目。

 
さほど悪くはなかった前作でさえ、ギャンブル物としての醍醐味は
あまり感じられず、不満が残ったが、本作に至っては論外。
わざわざ映画館まで観に行かなくて良かったぁ~。
 
ギャンブル物としての駆け引きや戦術とは無縁の世界。
頭脳戦なんて全くといってよいほど感じさせてくれない。
 
結局夢子や会長は強運(という名のご都合主義)で
生き残ったに過ぎないのね。
でも、それって、特に会長が自分自身を撃つシーンで、
あまりにも説明が付かなすぎ(6分の4の確率で不必要に2発撃つ)。
謎解きが無ければ、絶対に不可能でしょ。
元々は全部が空発に仕込まれてたって謎解きが絶対に必要。
 実弾は最後の勝負の時だけに一発仕込まれただけってすべき

 
実写版としてのコスプレ映画としては成功してても、
本質は再現できてないんだよなぁ。
作者自身でもいいから、ギャンブルを描ける人に脚本担当して欲しい。