TSUTAYA町田西友店の五本千円(税抜)の四本目。これのみ準新作。
本ミスでも「マジックミラーめいた構成の快作」と評されてた作品。
なんか評判も良さげで期待してたんだけど、う~ん、個人的にはこれはダメ。
(以下は、ネタバレでは無いと思いますが、構造の話には触れてるので、
出来るだけ情報を入れたくない人は、読まない方がいいかもしれません)
ってことで、少し空けました。
前半の伏線パートから、途中で時制を巻き戻しての謎解きパートという、
カメ止め風の演出は、たしかにそこそこ面白い。
で、それだけで終わらせず、意外な真相で翻弄して、
そこから本当に最後の最後のフィニッシング・ストローク。
……と書くと、無茶苦茶面白そうなんだけど、
この意外な真相ってところが、どう考えても説明不足。
何で?と説明を求めたくなるところが、何点もある。
で、それにも増しての、この最後の一撃。
逆に、じゃあ、いったい何がやりたかったの、と
かえって訳わかんなくなってしまう。
このすっきりしなさの気持ち悪いこと。
なんで、みんな、こんな作品をそんなに評価するの?