元々は画家さんらしく、雰囲気のある画。
それと呼応するように雰囲気のあるお話。
おとぎ話として解釈すればいいんだろうけど、
リアル感もあるので、ファンタ
ジーとしては受け止めきれない。
でも、これをリアルに受け容れようとすると、
とんでもない話ってことになっちゃうので。
雰囲気に乗せられたまま、ふんわりと受け容れられれば
いい作品と思えそう気もするんだけど、
なんかそんなことを考えてしまって、ダメだった。
(いくらファンタ
ジーでも、この母親の選択はあり得ないので)
裏表紙に書かれているように、哲学として読めばいいのかもね。