マーク・トウェインの「
トム・ソーヤーの冒険」をベースに、
少女マンガとして再構成させた作品。
そういう意欲作としての意味合いはよくわかるんだけど、
中途半端に大人な女性を主人公に据えることが、
さほど成功してるようには思えなかったんだよなぁ。
かえって成長物語として描けないような形になってるような気がして。
そんななんで、いまいちフ~ンとしか思えなかった作品。
当事者ではなく、傍観者とか、
狂言回しとか、
主人公の側に立つのではなく、読者の視点を代替するような
役割だったらどうだったんだろうな、と思えた。