元々は映画「
写楽」のシナリオとして。
皆川博子が書き下ろしたものらしい。
小説版はその「初稿」を元にしてるらしいけど、
映画の「決定稿」は篠田監督や
フランキー堺の考えで大分違ったものになってるらしく、
この漫画版はその両方を取り入れて再構成したものらしい。
現在では有名過ぎる人物ではあっても、
その正体が明らかにされず、様々な説があるだけに、
題材として魅力的な
写楽ではあるんだけど、
それを物語として見せられても、ちっとも楽しくはないなぁ。
……ってぇのは、やっぱそういう謎にこだわりたがる
ミステリ者の悪い性(さが)なのかねぇ。