05/01 TOHOシネマズ海老名にて鑑賞。
「良い意味で」って付ければ全て許される、世間の風潮に迎合するつもりはさらさら無いが、
”良い意味で”気が狂った作品を久々に観たなってのが、正直な印象。
原案、絵コンテ、脚本、編集、撮影、演出、照明、アニメーター、デザイン、人形、セット、
衣装、映像効果の全てを堀貴秀監督一人が手がけて、7年の歳月をかけて製作した作品。
まぁストップモーションアニメ自体が、そもそも最低限プチキチ要素無ければ作り得ない
代物だと偏見承知で言わせて貰うけど、エンドロールの狂気はもう笑っちゃうしかないでしょ。
同じ名前ばかりが並ぶ字幕と、とんでもなさがよくわかる製作風景、かぶさる脳天気な音楽、
もう三つ巴の狂気のコラボレーションが、瞳の笑線を刺激する。
涙かと間違えるほどに、笑いがこぼれてしまうよ。
とにかく設定と世界観の構築がすさまじくて、その割にストーリー自体はオバカでグロくて、
若干冗長にも感じられはしたけど、圧倒的な情熱にやられてしまうことは必至。
本作自体はものすごく中途半端なところで終わってしまったので、あれっと思ったけど、
3部作構想だったのね。よくそれだけ作れる自信を持ててたなぁ。
いやあ、しかし、次はいったい何年後?