- 作者:手塚 治虫
- メディア: コミック
収録作は、「虎人境」「三つのスリル」「ジャムボ」
「月世界の人間」「黄色魔境」の五作品。
ネットで得た情報だと、当時の「手塚治虫全集」に
収録されなかったエピソードをまとめたものらしい。
でも、落ち穂ってことでは全然なくて、
それぞれに読み応えのある作品ばかりだった。
ベストはH・G・ウェルズの短編を漫画化した「月世界の人間」。
最後の一行でやられてしまって、ニヤニヤ出来たので。
第二位は「虎人境」で。
ストーリーとしても読ませるが、これまたオチが効いている。
第三位は「ジャムボ」で。
これは逆に唐突で洒落っ気の無いオチに至るまでが良かった作品。