新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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立待岬の鷗(かもめ)が見ていた

立待岬の鷗が見ていた

立待岬の鷗が見ていた

  • 作者:貴樹, 平石
  • 発売日: 2020/07/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
相変わらず地味。
 
とにかく地味。
 
ひたすら地味。
 
しかも今回は謎解き自体も地味だった。
不必要なくらい凝ったトリックの謎解きもホントどうでもよくなるし、
フーダニット、ハウダニットホワイダニット
どれ一つ取っても、心惹かれる要因は無かった。
 
小説を心理的に読み解くことで、謎を解くという解き味のみは面白いんだけど、
ロジック派の氏の面目躍如かというと、やっぱそれは違うとも思うし。
 
タイトルの意味も全くというほど無かったし、
前作に比べると、全ての面で劣化版。
 
採点はどうでもいいときの低め6点。