2020-02-05 最後のページをめくるまで book 最後のページをめくるまで作者:水生 大海出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2019/07/17メディア: 単行本(ソフトカバー) 曽根圭介「腸詰小僧」同様、後味の悪いどんでん返し作品集。 やはり各種のアンソロジーに録られている、冒頭の「使い勝手のいい女」が出色。 ミスリードの効き具合が心地よい。 他はさほどどんでん返しの威力は強くないんだよなぁ。 第二位は題名の意味が最後にわかるという点で「わずかばかりの犠牲」かなぁ。 第三位は一応意外性を狙ってはいる「監督不行き届き」で。 意外性は薄く、読後感も良くないので、採点は6点。