クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

04/21 テレビ朝日放映分。

 
オトナ帝国、戦国大合戦と、続けざまに感動させられて以来、
長らく遠ざかっていたけれど、久しぶりに見た本作でも、
やっぱりオトナ心を射貫かれてしまっちゃった。
 
いやいやまさかの、ちょっとした驚きの展開。
前半のギャグやアクションを愉しんだ後に、
後半では意外とシリアスなSF的葛藤が描かれることになるのだから。
 
イーガンに代表される近現代SF作家の描く未来世界のように、
人格すらもデジタル化/モデル化により複製可能となった世界での、
アイデンティティの問題。
 
生理的に受け入れられない旧人類達(みさえ)と、
柔軟に許容出来てしまう新人類達(しんちゃん)という、
対立の構造すら、うっすらと示されていたりもする。
 
意外に大きくて深いテーマなんだけれど、それを”家族”という
一番ミクロで、親しみ深い構図の中に置かれてしまうので、
自分の問題として捉えざるを得なくなる。
 
それも選ぶ側、選ばれる側の両方の視点から共感できちゃうので、
もうとーちゃんとしては、まぶたの裏を感傷がチクチクしてくるんだってば。
 
やっぱ、しんちゃん、侮れんなぁ。