- 作者: 迫稔雄
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/02/19
- メディア: コミック
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屋形越えが完璧に終結した後の最終巻。
若干蛇足的にも思えるけども、やっぱ色々と決着を付けておきたいとか、
せっかく貼っておいた伏線を回収しておきたいとか
(最初から意識して貼ってたのかどうかはわからないけど)
そういうところがあるのかなぁ。
ただ時制もあちこち飛ぶし、説明は親切にはしてくれないので、
結構わかり辛い描き方だったと思う。ちゃんと理解出来たかどうか自信ない。
ただまぁこの三人のラストシーンは爽やかで良かった。
長期連載を締め括るにふさわしい、気持ち良いラストシーンだったと思う。
でも、ついつい一つだけ感想付け加えさせてもらいたくはなる。
「嘘喰い」のシリーズ連載としての最大の失敗は、
結局最後まで梶に役割を負わせることが出来なかったことだと思う。
重要な役割を負わせるべく、初期から導入されたキャラだったはずなのに。
ラスト付近では覚醒してたのにも関わらず、場は与えられなかった。
エアポーカーでもハンカチ落としでも、外野にいさせられただけだったもの。
その後でも結局単なる仲間の一人でしかなかった。
伏線だけで終わった梶というキャラ、これが本作で一番残念なところだな。