犯罪コーポレーションの冒険 聴取者への挑戦III

クイーンのラジオドラマ集の第三弾。
 
正直、前二作に比べてしまうと、極端に質は落ちている。
 
素晴らしい出来映えと思えたのは、唯一表題作のみ。
これだけはダントツで凄い作品。
騙しにかけたテクニックがやりすぎなくらいで、驚かされる。
 
他の作品は、ラジオドラマらしく一点を攻めるものが多いのだが、
わかりやすさが、これでいいのかなと不安になるくらいだったり、
それはちょっとないんじゃないのって思えたり、納得感が薄かったなぁ。
たとえば「見えない手がかりの冒険」なんか、これで犯人分からない被害者って
ikkoさんじゃなくても「どんだけ〜〜」って突っ込みたくなるはず。
 
残りベスト3の二作品は、
犯人当ての手順がちゃんとしてるって思えた「ハネムーンの宿の冒険」に、
お金のトリックとロジックが面白味を感じさせる「放火魔の冒険」にしよう。
 
巻末のエピソードガイドが労作で素晴らしいので、
それを大きく加点して、ようやく8点(実質7点)。
 
既に文書化されているシナリオはこれで打ち止めみたいだけど、
ドラマからの起こしで続巻はやはり期待。