- 作者: 雨露山鳥,東京大学謎解き制作集団AnotherVision
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/03/19
- メディア: 単行本
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ウィッシュじゃない方のDAIGOの弟だったこと、というくらいに
結構はまってて、毎週録画してみてる「今夜はナゾトレ」の
東大謎解きサークル/アナザービジョンのメンバが書いた作品。
完全なるパズルミステリ。
小説の中にもパズルが出題されてて、
真相に至るには、それも解かなくちゃいけない雰囲気。
結構見くびってしまってた。
最初はちんけな、極めて低レベルのおこちゃま向けだったので、
そういうもんなのかと思ってしまった次第。
そこから難易度は上がるものの、パズル自体は問題無く解けるレベル。
ところが、ミステリの方が凄い奇妙な展開を見せて、
ホラーな雰囲気を持った、厭ミスに一気になだれ込む。
パズルを解いても、ミステリの混沌状態からは全く脱却できない。
それなのに、論理的に真相を導けとの挑戦状が。
この解明の手順が、ホントに完全なるパズルの解き味。
しかもこんな企みが仕掛けられてただなんて。
これは気付かんよ。かなりの難易度だと思う。
悔しさも覚えられないくらい、完璧にやられてしまったので、
8点にギリギリ近いくらいの7点。